シャンパンが美味しくないと感じる理由
シャンパンは製造過程が複雑で流通本数も少ないから価格帯がかなり高くなってしまうのは当然のこと。
だから、シャンパンを飲んだ人のなかには「高いお金を出して買ったのになんかピンと来ない…」「あんまり美味しくない…」って思う人もいるんだよね。
そこで疑問が出てくるのが、なんで「美味しくない」と感じたのか。
単純に味が美味しくないから?それとも気分の問題?
今回は、シャンパンが美味しくないと感じてしまう理由に注目していきましょう!
値段相応の価値が感じられないから
人って、高いものに対してはそれ相応の価値を見出したがるもの。
けど、お酒の価値をちゃんと知らなければ、お酒に対して「それが値段相応の価値か」付ける判断材料が少ないのと同じことなんだよね。
だから、購入したシャンパンの味にあんまりピンと来なくて、それが本当に高価な価格に見合った味なのかっていう判断が付きづらい。
「シャンパンっていう名前が付いてるから高いだけで、このお酒は実際のところそんなに大した価値は無いのでは?」
初めてシャンパンを飲む人、シャンパンの味に慣れ親しんでない人ほどそういう疑念を持ってしまいがちなんだ。
想像していた味と違ったから
シャンパンって、見た目は黄金色で細かい泡がしゅわしゅわしてるから、ジュースみたいで甘そうとか、フルーツっぽい味がしそうって思う人が多い。
けど、実際のところシャンパンはワインのなかでも辛口だから、どちらかというとジュースのような甘みよりお酒特有の苦みや渋みを感じられるのが当然のもの。
だから、お酒特有の苦みや渋みがあんまり好きじゃない人にとってはそれこそシャンパンの味そのものが口に合わない可能性もあるんだよね。
甘口のスパークリングワインやカクテル、貴腐ワインといった甘いお酒が好きだと余計に初シャンパンは面食らってしまうかも。
シャンパン自体が劣化していたから
お酒の風味や苦み、渋み自体は好きっていう人でも、シャンパンそのものが劣化していてその味わいが損なわれていたら、美味しくないって感じてしまうよね。
シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方でしか作られないから、日本で飲むなら当然海外からの取り寄せということになる。
例え買いたてのシャンパンだとしても、シャンパンの扱いに慣れてない業者から購入すると輸送や保管の段階でシャンパンが劣化してしまっている可能性も。
そうした人は、品質管理が徹底してるお酒の専門業者で購入して再挑戦すれば、今度は美味しく飲めるかもしれない。
異様に値段が下げられてるシャンパンも、何か味や品質にワケありな可能性があるから、最初のうちは適正価格のものを選ぶことをおすすめするよ。
飲み慣れていない人は甘口シャンパンから飲み始めてみるのがおすすめ
もしお酒やシャンパンに飲み慣れていなくてシャンパンを美味しく感じなかったのであれば、甘口のシャンパンから挑戦してみるのも良いね。
シャンパンはほとんどが辛口だけど、100%辛口っていうわけではなく、なかには比較的甘みが強いシャンパンもある。
特に甘みの強いもの、甘味添加量が多いものは「ドゥー」「ドゥミ・セック」「セック」って名前が付けられてるから、その名前から判断してみて。
僕のおすすめはヴーヴ・クリコのドゥミ・セックとか。1万円以内で買えるからそこまで高いわけではないし、味も優しい甘酸っぱさがあるから初心者でも飲みやすいよ。
まとめ
- シャンパンが美味しくないと感じてしまう人は多い
- 値段が高い、イメージと違ったなど理由は様々
- 販売業者の品質管理が問題で美味しく感じられない場合もある
- 初心者は甘みの強いシャンパンから挑戦するのがおすすめ
シャンパンは見た目や口コミのイメージと実際の味わいにギャップが出やすい飲み物。
だから人によってはその味にピンと来ない人も多いんだけど、シャンパンは味も幅広い種類があるから選び方に工夫をすれば、気に入る味が見つかる可能性も高い。
まずはスパークリングワインや他のお酒から挑戦してみるっていうのも良いよね。
シャンパンの入り口は様々だから、挑戦したい人は自分が入りやすい入り口から挑戦してみてください!