高級シャンパン「クリュッグ」の特徴
シャンパンの帝王・クリュッグは高級シャンパンのひとつで、誕生したのは1843年ごろのこと。
王室御用達の称号を獲得するほどの上品で旨みの強いシャンパンで、名前の由来はクリュッグを生み出した人物、ヨハン・ヨーゼフ・クリュッグ氏から。
スモーキーな香りが特徴で、シャンパンのなかでも特にまろやかで深いコクがあることから、数々のワインに関する品評会で評価を得てるシャンパンなんだよね。
どうしてもスモーキーな味のワインって雑味が出やすいものなんだけど、クリュッグはそうした雑味が一切なく口当たりもなめらかで飲みやすいのも特徴のひとつだよ。
引用:https://www.enoteca.co.jp/article/archives/8557/
伝統的な手間とコストがかかる製法で今もなお製造されている
クリュッグの何よりの特徴はその製法。
シャンパン作りは他のワイン作りよりもかなり複雑な工程で行われるんだけど、そのなかでもクリュッグはさらに工夫を施した製造法で作られる。
その違いっていうのが、オーク製の小さめのサイズの樽を使うところ。
樽はシャンパン作りではかなり重要で、美味しいシャンパンを作る醸造家ほど樽の大きさや素材にはこだわってるんだよね。
一般的にお酒は大きい樽を使ってまとめて作った方が効率は良いんだけど、そのなかでクリュッグはあえて小さめの樽を使うことで、クリュッグ独自の深い味わいを生み出してる。
機械化が進んでる現在も100年前と同じ醸造方法で作られていて、その手間と繊細な管理が、クリュッグを高級シャンパンへと押し上げてる理由になってるんだ。
クリュッグの種類【まとめ】
ひとことでクリュッグと言っても、クリュッグのなかには熟成期間や味わいによって様々な種類があって、その種類によってまた味わいが変わってくるんだ。
高級シャンパンっていうイメージは強いけど、実は種類によっては通販で買えるクリュッグもあるから、記念日のためにクリュッグを用意するのも良いね。
だからここで、クリュッグの大まかな種類について、価格帯も含めていくつか紹介していきます!
クリュッグ クロ・デュ・メニル
シャルドネ単一品種で作られるクロ・デュ・メニルはクリュッグのシャンパンのなかでも特にさっぱりとした甘酸っぱさがあるのが特徴。
特にシャルドネは不作の年も多いから、生産本数や管理の難易度はかなり上がってきて、それが10万円以上もの価格になる要因になる。
ただ、その値段を支払ってでも飲む価値は十分にあるシャンパンと言っても過言ではないほど、上品で香り高いシャンパンでもあるんだよね。
価格 | 100,000円〜200,000円 |
アルコール度数 | 12% |
使用品種 | シャルドネ |
クリュッグ コレクション
クロ・デュ・メニルに対してコレクションは様々な品種をブレンドさせて作られたシャンパンで、黒っぽいボトルは見た目からしてもかなり高級感がある。
特にセレブやシャンパン好きのなかでは「いちばん美味しいシャンパン」として人気が高いんだけど、それと同時に希少価値も高いシャンパン。
実はコレクションは、作られた年が限られていて、長期熟成で美味しく仕上がると判断された年にしか流通させない。しかも、その年ごとに違った味わいがあることが、コレクションの面白いところなんだよね。
価格 | 100,000円〜200,000円 |
アルコール度数 | 12% |
使用品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ |
クリュッグ ヴィンテージ
クリュッグ ヴィンテージは以上で紹介した種類に比べれば比較的お手頃価格。
ただ、シャンパンの帝王という名に恥じないクオリティの高さはそのままで、上品な香りと濃厚な風味は高級感を味あわせてくれる。
ヴィンテージについてもその年ならではの魅力があり、毎年収穫されたぶどうの特徴を活かした味わいのシャンパンが作られるのが特徴。
「クリュッグならではの味」ではなく高級感と味わい深さはそのまま、年ごとに変化していく味にもファンが多い種類なんだ。
価格 | 40,000円〜100,000円 |
アルコール度数 | 12% |
使用品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ |
クリュッグ グランド キュヴェ
クリュッグのなかでもいちばん手を出しやすいと言えるのがキュヴェだね。
白の辛口のシャンパンで、それでも6年は熟成されているエレガントで高級感あふれる味わいが特徴。
ちなみに、ハーフボトルでも多く流通してるから、ひとりで飲みたい人にもおすすめ。最後まで美味しく飲めるから、手軽にクリュッグの魅力を味わいたいならまずキュヴェから挑戦するっていうのも良いよね。
価格 | 10,000円〜30,000円 |
アルコール度数 | 12% |
使用品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ |